🎯MPS(基準生産計画)・MRP(資材所要量計画)

01.MPS(基準生産計画)

🗓️MPS(Master Production Schedule:基準生産計画)とは

  • 「何を」「いつまでに」「いくつ」の製品を生産すべきかを決める計画手法
  • MPSを立案するアプリケーション

💡MPSを活用するメリット

  • 生産計画立案業務の効率化
    – 生産計画を自動立案し、コストを削減
  • 在庫の適正化
    – 過剰在庫を防ぎ、保管コストを削減
    – 欠品を防ぎ、機会損失リスクを回避

📊MPSのインプットデータ

何が・いつ・どれだけ必要となるか
例)受注・内示・需要予測・販売計画
SEIRAでは日割りの数量を連携する

製造品の現在庫量や、入出庫予定数を把握し、在庫予測を作成するのに用いる

製造可能である時間・日を設定する

製品を完成させるために、必要な工程の順序

1日あたり、1時間あたりにどれだけ生産できるかという能力

親品目に対して、どの品目がどれだけ必要か

いくつずつ手配ができるかを決める数量
計画数を決める際に、設定した値の倍数に切り上げる

一つの計画で最大いくつまで手配できるかを決める数量
この数量を超える場合、計画が複数に分かれる

一つの計画で最小いくつから手配できるかを決める数量
例:必要数が10であっても手配は100からしか行わない場合、100を設定

最低限確保しておきたい在庫数量
MPSではこの数量を下回らないように計画を立てる

1:工程 ⇒ 製造品、MPSの対象となる
2:購買 ⇒ 購買品、MRPの対象となる

1:在庫補充
2:紐付き生産(受注・計画)

MPS

⚖️負荷分散

  • SEIRAのMPSでは、負荷分散は行っていない
  • 負荷分散まで自動で行いたい場合は、生産スケージューラ(APS)であれば可能
  • 手動の調整で十分という場合は弊社製品のSEIRA ガントチャートオプション等のガントチャートツールとMPSを組み合わせて運用することも可能

02.MRP(資材所要量計画)

⚙️MRP(Material Requirements Planning:資材所要量計画)とは

  • 生産計画の実行に必要となる資材の必要量と時期を決める計画手法
  • MRPを立案するアプリケーション

💡MRPを活用するメリット

  • 調達業務の効率化
    – 発注計画を自動立案し、コストを削減
  • 在庫の適正化
    – 過剰在庫を防ぎ、保管コストを削減
    – 欠品を防ぎ、部材不足を回避

📊MPSのインプットデータ

何が・いつ・どれだけ必要となるか
例)受注・内示・需要予測・販売計画
SEIRAでは日割りの数量を連携する

MPSで作成された購買品の使用予定データ

製造品の現在庫量や、入出庫予定数を把握し、在庫予測を作成するのに用いる

製造可能である時間・日を設定する

発注をしてから商品が納品されるまでに掛かる期間
発注日の算出に使用する

いくつずつ手配ができるかを決める数量
計画数を決める際に、設定した値の倍数に切り上げる

一つの計画で最大いくつまで手配できるかを決める数量
この数量を超える場合、計画が複数に分かれる

一つの計画で最小いくつから手配できるかを決める数量
例:必要数が10であっても手配は100からしか行わない場合、100を設定

最低限確保しておきたい在庫数量
MPSではこの数量を下回らないように計画を立てる

1:工程 ⇒ 製造品、MPSの対象となる
2:購買 ⇒ 購買品、MRPの対象となる

1:在庫補充
2:紐付き生産(受注・計画)

MRP

03.在庫補充方式について

📦在庫補充方式とは

  • 在庫状況をもとに、一定の基準を満たすように計画数量を決める方式。MPSの場合は、生産計画数量を、MRPの場合は発注数量を算出する。
  • 安全在庫数を基準とする方式と安全在庫日数を基準とする方式がある。

🗓️MPS -在庫補充生産品の手配設定

設備制約を考慮して設定
例) ・金型が8個どり→8個
・ケースが12個入り→12個

設備・時間制約を考慮して設定
一定のタイミングでメンテナンスが必要な場合、複数日に跨る計画は立てたくない場合などに設定
例)500個を超える場合は計画を分けたい場合→500個

段取り替えコストや設備効率を考慮して設定
段取り時間が長いため、一度の生産でまとめて作成しておく場合など
例)手配は100個からしか行わない場合→100個

需要量の変動を吸収して、欠品を防ぐために設定する
例)最低1000個は在庫を確保しておきたい場合→1000個

⚙️MRP -在庫補充生産品の手配設定

仕入先の発注単位
例)仕入先の発注単位が10個単位→10個

保管場所制約を考慮して設定
保管スペースが限られているため、分割して発注したい場合などに設定
例)500個を超える場合は計画を分けたい場合→500個

仕入先の最低発注数
例)仕入先の最低発注数が100個→100個

消費量の実績、調達リードタイム等を考慮して設定
例)最低1000個は在庫を確保しておきたい場合→1000個

在庫補充生産品の必要数の計算

  • 入庫→生産計画の完了予定数
  • 出庫→出荷予定数、生産使用予定数

MRPの場合

  • 入庫→入荷予定数
  • 出庫→出荷予定数、生産使用予定数

例)安全在庫数を1000とする品目Aの在庫推移

移動単位4/14/24/34/44/5
入庫100200550
出庫100750
在庫1000110010001200450

在庫数:450 安全在庫数:1000に対して、550不足している

入庫:550 安全在庫数:1000を満たすために、550必要

在庫補充生産品の計画数の計算

  • 必要数から最小手配数、最大手配数、まるめ数量を考慮して、計画数を計算する
  • 計画数が実際に一つの生産計画・発注計画で手配する数となる
必要数最小手配数最大手配数まるめ数量計画数
55010050010500と50
55510050010500と60
9010050010100

分割したオーダーに対しては、最小手配数は考慮しない。計画作成後に、手動で調整する想定。

04.紐づけ生産方式について

🔗紐づけ生産方式とは

  • 出庫予定に対して、計画(生産計画・発注計画)を紐づけて作成する方式。
  • 立案された計画が、どの出庫予定(受注・使用予定等)紐づくものなのかを明確に管理できる。
  • まるめ数量・最大手配数・最小手配数・安全在庫数に関しては、設定する必要はない

紐づけ生産品の計画数の計算

S&OPや生産使用計画に対して、生産計画が未作成の場合、計画数 = 出庫予定数として生産計画を立てる。

MPS_紐づけ生産品

S&OPや生産使用計画に紐づく生産計画が完了しているが出来高不足の場合、不足分の計画を作成する。

MPS_紐づけ生産品2

S&OPや生産使用計画に対して発注計画が未作成の場合、計画数=出庫予定数となる。作成済みであれば、計画は立てない。

MPS_紐づけ生産品3

出庫まとめ期間

  • 出庫まとめ期間に設定した日数で出庫予定数をまとめ、まとめた数量で生産計画・発注計画を作成する。
  • 紐づけ生産の場合に設定可能
  • 入庫→生産計画の完了予定数
  • 出庫→出荷予定数、生産使用予定数

MRPの場合

  • 入庫→入荷予定数
  • 出庫→出荷予定数、生産使用予定数

出庫まとめしない場合・・・一つの出庫予定に対して、一つの計画が紐づくように作成

移動単位4/14/24/34/44/54/64/7
入庫10203040
出庫10203040

出庫まとめする場合(例:まとめ期間=3日)・・・複数の出庫予定をまとめて、一つの計画を作成する

移動単位4/14/24/34/44/54/64/7
入庫3070
出庫10203040

05.リードタイム計算について

⏱️製造LT計算で使用するデータ

SEIRAでは品目、工順、資源(設備・作業者)ごとに設定する

「個数」に設定した数量を製造するのにかかる期間

日、分を設定する。能力に設定する値の単位を指定する

「能力」に設定した期間で製造することが可能な個数

モノの移動にかかる日数・分
工程間の移動や完成後の移動にかかる時間として考慮される

稼働時間内 , 24時間 を設定する
稼働時間内: 生産計画を稼働時間内のみで立案する
24時間:生産計画を稼働時間に関わらず24時間立案する

生産時間区分:24時間 の場合に、製造開始から一定の時間、稼働時間内に作業する必要がある場合に設定する

⏱️発注LT計算で使用するデータ

SEIRAでは品目、仕入先ごとに設定する

発注~入荷までにかかる日数

モノの移動にかかる日数
入荷後の移動にかかる時間として考慮される

計画立案時の日付・日時の計算

計画立案時_LT計算

変動リードタイムの計算

製造時間= (計画数/個数) を端数切り上げ × 能力

能力能力単位個数計画数変動LT
212(2/1)切り上げ×24日
1120240(240/120)切り上げ×12日
241(240/120)切り上げ×13日
5220(2/2)切り上げ×550分
21(21/2)切り上げ×555分

生産時間区分ごと稼働時間の考慮

MPSMRP_稼働時間

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